まず考えられるのは、ドル建て定期預金である。円定期預金に比べると金利はかなり高い(3〜4%)。ただし、通常は期間途中での換金ができないので不便である。また銀行によっては為替の手数料がかなり高い。
次にドル建てMMFがある。これは、マネー・マーケット・ファンドのことで、日本のMMF(マネー・マネジメント・ファンド)とは異なる。むしろ日本ではMRF(一般に証券口座にお金を預ける場合の形)と呼ばれるものに対応している。一部の条件を除けば、換金もしやすく流動性は高い。金利も現状ドル預金より高いようである。手数料はドル預金よりも安い場合が多い。ただし元本割れが100%ないとは言えない。
3番目が外国為替証拠金取引(FX)である。FXが貯蓄性商品なのかと思われる方も多いのではないか。しかしレバレッジを1にすれば、円借りをしないのであるから、基本的にはドル預金と同じことになる。しかも手数料はほとんどかからない場合が多く(スプレッドはかかるが)、金利も良い。FX業者は大丈夫なのかとの心配はある。米国先物大手Refcoの倒産は有名である。ただ顧客の財産は業者の口座とは別に管理しているから安全だとの説もある。
もちろん以上3種類のドル建て貯蓄性商品には、いずれも為替リスクは同様に存在する(円に交換しないで、ドルというお金をドルのまま使うのであれば話しは別だが)。為替の問題を抜きにすれば、さてどれがお得なのか?ご判断は自己責任において各自にお任せしたい。ただ、金利や手数料などからだけでみると、FX、ドル建てMMF、ドル預金の順に有利にみえるのだが、どこかに盲点があるのかもしれない。
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