2014年05月09日

財務官僚と経済官僚の綱引き?

 財務省は2013年度末の国の借金が1024兆9568億円になったことを発表した。このまま借金が増え続けると日本の財政が行き詰まることが懸念される。
 ところで甘利経済財政担当大臣は最近、日本企業の競争力を高め外国企業の日本への進出を促すためにも、法人税率の引き下げ論を積極的に展開している。これに対して牽制球を投げているのが麻生財務大臣である。法人税率の引き下げは税収減をもたらすかもしれないと、減税には慎重である。最近の両大臣の発言からは、減税を進めたい経済官僚と減税に慎重な財務官僚の綱引きが透けて見える。
 減税で経済を活性化することによってそれ以上の税収増がもたらされれば問題はないが、それが確かかどうかわからないから問題なのである。つまりやってみなければわからないということである。そんな不確かな減税に財務官僚が乗れるはずがない。
 一方、減税しなければグローバル競争に負け経済が失速、税収が落ち込んでは元も子もない。そんな事態を招くことは、経済官僚にとっては許し難いことである。
 結局この綱引き、勝敗を決めるのはトップである首相ということになる。財政の行き詰まりを回避するためには、総理大臣の先見性と洞察力が問われることになる。

日本シンクタンクアカデミー
http://www.npo-jtta.jp/

 
 


posted by 岡本憲之 at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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