2014年04月13日

お一人様社会の衝撃

 国立社会保障・人口問題研究所が発表した世帯数の将来推計の中で最も注目すべき点は、一人暮らし世帯が大きく増えることである。2025年には全都道府県で一人暮らし世帯が最多となる。そして2035年には世帯全体の4割近くが一人暮らしとなる。しかも2035年には高齢世帯が4割を超え、そのうちのやはり4割近くが一人暮らしとなる。
 ここで仮に複数人の世帯を家族と考えれば、一人暮らしは家族に属さない世帯ということになる。それでも若いうちはまだましである。会社などで仕事をしていれば、いわば会社族に属することになるからである。
 問題は高齢者である。会社を定年退職した後のお一人様高齢者は、会社族にも家族にも属していない。つまり何の族にも属していないことになる。まさに無縁社会の到来である。
 高齢者が孤立し孤独死などが急増する事態は避けなければならない。そのためには高齢者も何かの族に属す必要がある。つまり高齢者が属すことができる族の創出が急務である。仕事族、地域族、趣味族、運動族、同窓族、・・・何でもよい。そして高齢者が何かの族に属するための活動、それを高活と呼ぶことにして、もっと高活を奨励してはどうか。最近はやりの終活もよいが、その前にやるべきは高活ではないかと思うのだが。

日本シンクタンクアカデミー
http://www.npo-jtta.jp/


posted by 岡本憲之 at 10:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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