2012年06月10日

EU − ギリシャ離脱への準備体制にシフト?

 欧州連合(EU)のユーロ圏財務相はスペインの銀行の資本不足を補うため、1000億ユーロ規模の支援を行うことになった。この動きを単にギリシャ危機がスペインにも波及してきたとみる向きもある。しかし別の角度からみると、EUがギリシャのユーロ圏離脱に備えた動きを始めたとも解釈できるのではないか。
 17日の選挙結果次第では、ギリシャのユーロ圏離脱が現実味を帯びてくる。仮にギリシャがユーロ圏を離脱しても、その影響を最小限に抑えるのが狙いとする見方である。つまりギリシャが離脱してもしなくても、どちらに転んでもその影響をスペインの水際で食い止めようとする意図が透けて見えるような気がする。ひょっとするとEUは、すでにギリシャの離脱を前提とした危機対応に体制をシフトしたのかもしれない。
 いずれにしてもギリシャがユーロ圏に留まる場合と離脱する場合、どちらの方がEUにとって傷を浅くすることができるのか。そんな計算が働いていることだけは間違いなかろう。

日本シンクタンク・アカデミー
http://www.npo-jtta.jp/


posted by 岡本憲之 at 21:29| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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