2012年06月09日

格付けと信用バブル

 リーマン危機、ギリシャ危機と続く信用不安、その根っこはいずれも信用バブルの崩壊である。それではなぜ信用バブルは生まれ、それは崩壊するのか。
 ここでは1つの仮説を考えてみた。それは市場で取引される証券等の格付けが大きく関わっているのではないかという仮説である。市場でトリプルAを与えられた証券等は、その高い信用力ゆえに多くの市場参加者によって買われやすくなる。そして信用が膨らみ過ぎると、水面下での実態的な格付けは下がってくる。しかし危機が表面化するまでは、格付け会社は当該証券等の格付けをトリプルAに維持する。したがって市場参加者は当該証券等を買い続け、結果として信用が極端に膨らみ過ぎることになる。
 この現象を回避するためには、証券等の信用がある水準以上に膨らんできたら、それに連動させて当該証券等の格付けを引き下げるルールを設けてはどうか。それによって危機を引き起こすほどに信用が膨らむ前に、当該証券等の市場での取引にがブレーキをかけるのである。
 危機が起きるたびに格付け会社が批判される。そんなことの繰り返しを避けるためにも、そんなルールが必要なのではないだろうか。

日本シンクタンク・アカデミー
http://www.npo-jtta.jp/


 


posted by 岡本憲之 at 21:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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