2009年01月06日

2008年、株式市場の投資成果から

 ある投資顧問会社の公開レポートに、2008年の世界の株式市場における投資リターンが掲載されていた。今日はその数値を引用させて頂きながら、少し思うところを述べてみたい。
 世界の主要通貨であるドル、ポンド、ユーロ、円に対応して、米、英、独、日の株式市場における2008年のリターンをみてみよう。

 まず現地通貨ベースでのリターン(%)をみると、すべてマイナスであるが、下落幅の少ない順に、英(−31.0)、米(−37.9)、日(−44.1)、独(−44.3)となっている。
 
 円ベースでのリターンをみると、マイナスはさらに拡大し、日(−44.1)、米(−52.5)、英(−64.7)、独(−70.0)の順に下落幅が大きくなる。

 円ベースでは当然為替変動の影響を受けるので、現地通貨ベースとは順番が入れ替わる。ちなみに各通貨の円に対する下落率(%)は、米ドル(−14.5)、独ユーロ(−25.7)、英ポンド(−33.8)の順となっている。

 結局円ベースでみると、日本株の下落率が最も小さくなってしまう。つまり海外株式は、株自身の下落に円高も加わり、ダブルパンチを受けることになる。
 ただ今後株式市場が回復し、通貨も円安方向に是正されると、海外株式の上昇率は為替のメリットも加わり、円ベースでは日本株以上の投資リターンを得る可能性がある。
 いずれにしても海外株式への投資には、株自身の変動に加え、為替の変動も予測しなければならないところに難しさがある。どうやら2008年の世界の株式市場は、そのことが改めて認識される1年となったようだ。

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posted by 岡本憲之 at 16:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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