その後の取引所の説明によると、当日当該時間帯では、NYにおける米ドル等主要通貨や株価の急落が発生、南アフリカランド等マイナー通貨の流動性が急速に低下していた。取引終了間際の午前4時59分、マーケットメイカー1社が、同社の取引システムにしたがって、極めて広いスプレッドの市場レート「南アフリカランド/日本円:11円台〜8円台」を提示したところ、11円台がすべて約定した後、残った8.415円のビットも瞬時に約定したという。その間33秒の出来事、つまり特別のシステム障害ではなかったとのこと。
約30秒間での瞬間的なレート提示およびその他のレート提示がないという特殊状況での約定ということで、「くりっく365」は今月11月6日、損失を被った投資家に対する救済措置を発表している。取引所では今後監視体制を整備、市場実勢からの乖離をチェックする機能を強化するという。
今回の出来事はもちろん違法行為ではないが、発生確率は非常に小さくても、機械的取引に潜む起こりうるリスクを浮き彫りにした事件であった。
日本シンクタンク・アカデミー
http://www.npo-jtta.jp/
シニアのための生きがいキャリア塾
http://www.npo-jtta.jp/career-juku/index.html

